歯科医師の指示のもと、失われた歯の形や機能を回復させるのが仕事。患者と接することは少なく、歯科医師がとった歯型をもとに、入れ歯やさし歯などの義歯、つめ物、歯並びを直したりする矯正装置の作成、修理、加工を行う。かみ心地や見た目のよい歯を復元できるかどうかは、歯科技工士の腕にかかっているといえる。
指定養成施設で2年以上学び、国家試験に合格すると(合格率は95%前後)、歯科技工士免許が得られる。養成施設は全国に約50校あり、そのほとんどが専門学校だ。就職先は大半が歯科技工所で、ほかに歯科診療所、病院、歯科材料メーカーなどがある。