学校の保健室に常駐して、児童・生徒などのけがや病気の応急処置、健康診断などを行う、いわゆる「保健の先生」。医療や保健衛生の知識のほか、時には、いじめの発見や、不登校児の「保健室登校」を受け入れることもあり、豊かな人間性も求められる。養護教諭も教員免許が必要だが、通常は授業を受け持つことはない。
養護教諭の教員免許が得られる大学・短大で指定のカリキュラムを受け、各都道府県・私立学校の教員採用試験を経て赴任する。ただし、保健師や看護師の免許を持つ人は、6か月から1年程度で免許を取得できる。競争率は8.2倍と難関(2012年度)。