光ファイバーにパソコンを接続する、LAN の配線工事を行うなど、電気通信回線設備の端末設備を接続する専門家。資格の種類は、AI第1 ~ 3 種、DD第1~3種、AI・DD総合種の7種類。AI種は、アナログ伝送路設備(電気通信回線設備)に端末設備を接続するための工事で、回線数や内線数によりAI第1~3種がある。また、DD種は、デジタル伝送路設備に端末設備などを接続するための工事で、デジタル信号の入出力速度によりDD第1~3種がある。そして、AI・DD総合種は、アナログ・デジタル伝送路設備に端末設備などを接続する工事が可能だ。
工事が可能な端末設備は、AI種は、電話機、ホームテレホン、モデム、ISDN端末、検針メーターなど。DD種は、IP電話機、パソコン、ブロードバンドルータなど。
工事担任者国家試験に合格する。受験資格は特に制限はないが、大学・短大・専門学校の電気・電子系学科で知識を身につけるのがおすすめ。試験(筆記)は5月、11月の年2回。試験科目は、電気通信技術の基礎、端末設備の接続のための技術及び理論、端末設備の接続に関する法規。関連資格の有資格者、工事担任者試験の科目合格者、関連実務の経験者、総務省の認定学校修了者は、一部試験科目の免除がある。また、養成課程の修了試験合格者は国家試験が免除される。