化粧品や石膏、シリコンなどいろいろな素材を使って、人の顔やからだに特殊なメイクを施す。この技術は映画などで架空の生物をつくり出すときや傷を再現するときのほか、スリムな人を太らせたり年齢を老けさせたりするときにも用いられる。デザインから考えるので、メイクはもちろん、想像力や造形の技術なども必要。
専門学校のメイクアップ科や特殊メイク科、大学・短大の芸術系学科などで学び、映画やテレビ番組の制作会社、メイク事務所などに就職する。有名アーティストに弟子入りする人もいる。経験を積んでセンスや腕が認められ、ハリウッドで活躍する人も。