商品などを輸出入するには、税関の許可がないと、国内への商品の引き取り、外国への積み出しができない。通関士は、通関手続きの代行業務、通関書類(納税申告書)の「審査」および「記名押印」を行う(独占業務)。商社、メーカーなど輸出入会社は、通関業者、旅行代理店など通関部門をもつ業者に依頼し、所属する通関士が担当する。
通関士試験を受験する。合格率は8.6%(2012年)と難関。受験資格は特にないが、大学・専門学校の貿易学科、旅行学科、観光学科で、試験科目の通関業法、関税業法などを勉強するとよい。試験合格後、通関業者、通関部門をもつ業者に雇用される。