土地・建物に関する所有権以外の権利の経済価値を判定し、その結果を価格に表示することを不動産の鑑定評価という。不動産鑑定士は、鑑定評価にあたる資格をもっている。たとえば、不動産を賃貸借したり、担保に融資を受けたり、財産を相続したりするとき、鑑定士の鑑定評価があれば、適正な金額で行うことができる。
不動産鑑定士試験に合格する。合格率は約12.4%( 2012年)と難関。受験資格は特にないが、大学、専門学校の法律学科で試験分野を学ぶとよい。試験合格後、実務修習を修了し、資格を取得する。その後、不動産鑑定事務所、信託銀行などで経験を積み、独立する。