家を買う、土地を売る、会社を起こすときは、裁判所や法務局に提出する登記手続きが必要だ。これは素人には難しいので、司法書士が代行するのが一般的。また、多重債務者の借金整理、払いすぎ利息の返還、判断能力の衰えた高齢者の「成年後見」のサポートでも活躍中。少額訴訟では原告代理人として法廷にも立つ。
司法書士試験を受験する。合格率は3.5%(2012年度)と難関。受験資格は特にないが、試験科目は民法と商法が中心であり、大学の法学部、専門学校の法律科で試験分野を勉強するとよい。試験合格後は、司法書士事務所に勤務して経験を積み、やがて独立する。