別名“労働Gメン”と呼ばれる国家公務員。厚生労働省、全国の労働局、労働基準監督局に勤務。事務所や工場などに立ち入り、労働者の労働条件を監督する。法令違反に是正を勧告したり、危険な機械等は使用停止を命じたり、悪質な場合は事業主を送検する。サービス残業、派遣切り、過労死、名ばかり管理職なども取り締まる。
労働基準監督官採用試験に合格する。専門試験に労働法などが出される法文系A試験と、工学基礎などが出される理工系B試験とがあり、試験対策は必須。合格率はA1.7%、B3.0%(2012年度)と難関。受験対策のある大学で、試験科目の分野を勉強するのがよい。